JAVAエージェントインストール - Unix

監視対象となるWAS(JAVA)にJAVAエージェントを設置します。
Unix系OSに対応した手順です、Unix以外のOSは他の手順を参照します。

戻る 4. JAVAエージェントのセットアップ

インストール手順

監視対象のWASにMaxGaugeのJAVAエージェントを設置します。
JAVAエージェントの各ファイルは本手順では /opt/maxgauge 配下にインストールします。

注釈

別のディレクトリにインストールする場合は、 /opt/maxgauge をインストール先ディレクトリに変更してコマンドを実行します。

インストール手順

  1. 監視対象のサーバにインストール用のファイルをアップロードします。

    製品DVDに収録されている[インストール用ZIP]ファイルをアップロードします。

    ファイル:DVD/02.java_agent/linux/mfj_install_java_agent_unix.5.3.j1-*.zip

  2. インストール先ディレクトリの作成

    インストール先ディレクトリを作成します。

    ../../_images/root_g.jpg
    mkdir /opt/maxgauge
    
  3. [インストール用ZIP]を解凍します。

    ../../_images/root_g.jpg
    unzip mfj_install_java_agent_unix.5.3.j1-*.zip
    

    ※ZIPファイルを解凍すると mfj_install_java_agent_unix ディレクトリが解凍されます。

  4. インストール先ディレクトリでファイルを展開します

    インストール先ディレクトリ( /opt/maxgauge )でファイルを展開します。

    展開するファイル: InterMax_Daemon_2010.06.tar

    ../../_images/root_g.jpg
    cd /opt/maxgauge
    tar xvf <ZIPファイルを解凍したディレクトリ>/InterMax_Daemon_2010.06.tar
    
  5. ライセンスファイルの配置

    ライセンスファイルを配置します。

    ライセンスファイルの配置場所 : /opt/maxgauge/mfj/jspd/cfg

    cp コマンドなどでライセンスファイルを配置します 設定例)

    cp license.XXXXXX.rts.key /opt/maxgauge/mfj/jspd/cfg
    
  1. 所有者の変更

    WASを実行するユーザからJAVAエージェントのファイルにアクセス出来るように所有者を変更します。

    ../../_images/root_g.jpg
    cd /opt/maxgauge
    chown -R <JAVAの実行ユーザ>:<グループ> mfj
    

JAVAエージェントの設定変更

JAVAエージェントのプロパティを変更します。
/opt/maxgauge/mfj/jspd/cfg/agent/jspd.propWR_ADDR パラメータにMaxGaugeサーバのIPを設定します。
../../_images/root_g.jpg
vi /opt/maxgauge/mfj/jspd/cfg/agent/jspd.prop

1  # ${IP}:${TCP_PORT}
2  #WR_ADDR=127.0.0.1:1314
3  WR_ADDR=127.0.0.1:1314

   # 3行目のWR_ADDRのIPアドレスを書き換えます。
   WR_ADDR=<MaxGaugeサーバのIP>:1314

注釈

1314 は MaxGaugeサーバに設置したDGスレーブのポート番号です。

AIX Solaris の追加設定

WASのOSがAIX、Solaris でGC関連の情報(実行時間、実行回数)を取得する場合、追加で設定が必要となります。

AIX

WASが使用する $JAVA_HOME 配下にあるライブラリをコピーします。

JAVA 1.4以下
$JAVA_HOME で find . -name *.so コマンドを実行して``*.so``ファイルがあるディレクトリを確認します。
JAVA32bitの場合は、/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmpiSvc_32.so ファイルを$JAVA_HOMEにあるppcディレクトリの中で*.soファイルがあるディレクトリにコピーします。
JAVA64bitの場合は、/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmpiSvc_64.so ファイルを$JAVA_HOMEにあるppc64ディレクトリの中で*.soファイルがあるディレクトリにコピーします。
JAVA 1.5以上
$JAVA_HOME で find . -name libXmJvmtiSvc_*.so コマンドを実行します。
JAVA32bitの場合は、/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmtiSvc_32.so ファイルを$JAVA_HOMEにあるppcディレクトリの中で*.soファイルがあるディレクトリにコピーします。
JAVA64bitの場合は、/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmtiSvc_64.so ファイルを$JAVA_HOMEにあるppc64ディレクトリの中で*.soファイルがあるディレクトリにコピーします。

実行例

JAVA 1.4以下

32bitの場合
cp /opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmpiSvc_32.so ${JAVA_HOME}/・・・/ppc/

64bitの場合
cp /opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmpiSvc_64.so ${JAVA_HOME}/・・・/ppc64/

ファイルコピー後ユーザー権限を該当ディレクトリ権限と同じ権限に変更します。
cd ${JAVA_HOME}/・・・/ppc{64}
chown root:root libXmJvmpiSvc_*.so

JAVA 1.5以上

32bitの場合
cp /opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmtiSvc_32.so ${JAVA_HOME}/・・・/ppc/

64bitの場合
cp /opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libXmJvmtiSvc_64.so ${JAVA_HOME}/・・・/ppc64/

ファイルコピー後ユーザー権限を該当ディレクトリ権限と同じ権限に変更します。
cd ${JAVA_HOME}/../ppc{64}
chown root:root libXmJvmtiSvc_*.so

Solaris

WASが使用する $JAVA_HOME 配下にあるライブラリをコピーします。

JAVA 全バージョン共通
$JAVA_HOME で find . -name *.so コマンドを実行して``*.so``ファイルがあるディレクトリを確認します。
JAVA32bitの場合は、/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libgcc_s.so.1_32 ファイルを$JAVA_HOMEにあるsparcディレクトリの中で*.soファイルがあるディレクトリにコピーします。
JAVA64bitの場合は、/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libgcc_s.so.1_64 ファイルを$JAVA_HOMEにあるsparc9ディレクトリの中で*.soファイルがあるディレクトリにコピーします。

実行例

32bitの場合
cp /opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libgcc_s.so.1_32 ${JAVA_HOME}/・・・/sparc/

64bitの場合
cp /opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jni/libgcc_s.so.1_64 ${JAVA_HOME}/・・・/sparc9/

ファイルコピー後ユーザー権限を該当ディレクトリ権限と同じ権限に変更します。
cd ${JAVA_HOME}/・・・/sparc{9}
chown root:root libgcc_s.so.1_*

JAVA起動オプションの変更

WASのJAVA起動オプションに-javaagentのオプションを追加します。

Java Version 1.7 以上

-noverify -Djspd.wasid=<WAS_ID> -javaagent:/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jspd.jar

注釈

Javaバージョンが1.7以上の場合は、オプションに -noverify を追加します

Java Version 1.5、1.6

-Djspd.wasid=<WAS_ID> -javaagent:/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jspd.jar

Java Version 1.4

-Djspd.wasid=<WAS_ID> -javaagent:/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jspd.jar

注釈

JAVAエージェントのインストール先を変更している場合は、jspd.jarのパスを -javaagent:<インストール先>/mfj/jspd/lib/jspd.jar と指定します。
<WAS_ID>は、エージェントを識別するためのIDで、整数を指定します。 <WAS_ID>は、一意の値にします。

設定例)Java1.7 で動作するWASに<WAS_ID>を101を設定する

JAVA_OPTS="-noverify -Djspd.wasid=101 -javaagent:/opt/maxgauge/mfj/jspd/lib/jspd.jar ${JAVA_OPTS}"

具体的な設定方法は WAS別JAVA起動オプション設定例 をご参照ください。

注釈

JAVAエージェント起動時 にJSPDログに下記エラーが発生した場合、WASのJDK JAVA起動オプションに追加設定する必要があります。

JSPDログ)/opt/maxgauge/mfj/jspd/log/jspd[{WAS_ID}]-YYYYMMDD.log

***デフォルトではアクセスできない内部APIにJAVAエージェントがアクセスしようとしてエラーが発生***
[2020/10/22 18:15:43] [ERROR] [http-nio-8080-exec-5] [XmReflect:ThreadMXBean_getThreadAllocatedBytes] error
java.lang.IllegalAccessException: class com.exem.jspd.j cannot access class com.sun.management.internal.HotSpotThreadImpl

設定例)JAVAエージェントが内部APIにアクセスできるようにJDK JAVA起動オプションを設定します。

JDK_JAVA_OPTIONS="$JDK_JAVA_OPTIONS --add-opens=jdk.management/com.sun.management.internal=ALL-UNNAMED"

JAVA起動オプションの変更

追加した起動オプションを有効にするため、WASを再起動します。

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