4. リソース監視

この章ではシステムレベルのリソース監視のために提供されるフレームとツールに対して説明します。

フレームとツールの差はドッキングの可否です。フレーム項目名だけドッキングが可能です。

4.1. 共通UI

ツールおよびフレームで提供する共通UIは、次のとおりです。

4.1.1. ツール共通UI

項目名

説明

tool_com_ui_1

フレームまたはツールの最大化

tool_com_ui_2

フレームまたはツールの終了

インスタンスリスト

現在モニタリング中のインスタンス リストを表示する領域です。インスタンス名をクリックすることにより、該当インスタンスに対する情報を表示します。

tool_com_ui_4

同じ画面を表示します。

tool_com_ui_5

自動更新 有効化/無効化機能を表示します。
チェック オン : 自動更新 有効化
チェック オフ: 自動更新 無効化

tool_com_ui_6

自動更新が有効である場合、更新周期を設定します。

tool_com_ui_7

更新時刻を表示します。

tool_com_ui_8

手動更新機能を提供します。自動更新が無効である時のみ動作します。

tool_com_ui_9

インスタンスリスト変更用矢印

4.1.2. フレーム共通UI

項目名

説明

tool_com_ui_1

フレームまたはツールの最大化

tool_com_ui_2

フレームまたはツールの終了

4.2. 指標リストツール

現在発生中のすべての性能指数と待機指標に対する秒当たり平均値を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → ツール →指標リスト

画面構成は下記のとおりです。

../_images/rsc_monitor_10.png

4.2.1. インスタンスリスト

現在モニタリング中のすべてのインスタンスを表示します。

4.2.2. 統計情報領域

現在発生中のすべての性能指標の秒当たり発生値(値/秒)、またはカレント値を表示する領域です。

注釈

一般的にlogons current、opened cursors currentなどのように指標名に”current”が存在する性能指数とpgaメモリ、pgaメモリmaxなどの性能指数はcurrent値を表示します。

4.2.3. 待機指標領域

現在発生中のすべての待機指標の秒当たり待ち時間(値/秒)を提供する領域です。

4.2.4. リスト領域

項目名 説明
Name ・統計情報領域:性能指標名
・待機指標領域:待機指標名
Value/sec ・統計情報領域:秒当たり発生量
・待機指標領域:秒当たり待機時間

4.2.5. トップダウンリアルタイム診断

統計情報領域内の個別名項目名をダブルクリックすることにより、性能指標ごとに以下の画面が表示されます。

性能指標 表示画面 表示内容
Active sessions セッションマネージャツール Active sessionリスト(backgroundセッション含む)
Active user sessions セッションマネージャツール Active sessionリスト(backgroundセッション含む)
Total sessions セッションマネージャツール 現在の接続中のすべてのセッションリスト
Long idle sessions セッションマネージャツール Inactive状態が3,600秒以上のセッションリスト
Oracle指標 Top Session (Stat) Window 該当性能指標に対するtop-20セッション

注釈

Oracle 指標は、V$STATNAMEに該当する性能指標を意味します。セッションマネージャツールに対する詳細説明は、 セッションマネージャツール セクションを参照してください。Top Session (Stat) Windowに対する詳細説明は、 Top Session (Stat) Window セクションを参照してください。

待機指標領域内の個別名項目名をダブルクリックすることにより、待機指標ごとに以下の画面が表示されます。

待機指標 説明 表示画面
Lock waiting sessions & Enqueue関連待機指標 ロック保持セッションとロック待ちセッションの関係をlロックツリーで表示します。 ロックツリー フレーム
Enqueueを除いたすべての待機指標 該当待機指標に対する上位20セッションを表示します。 Top Session (Event) Window

注釈

ロックツリー フレームに対する詳細説明は、 ロックツリーフレーム セクションを参照してください。Top Event Windowに対する詳細説明は、 Top Session (Wait) Window セクションを参照してください。

4.2.6. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
並べ替え
マルチソート:オン
イメージ保存

4.3. CPU、メモリ(マルチ)フレーム

現在のモニタリング中のすべてのデータベースサーバのCPUおよびメモリ関連情報を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → CPU、メモリ(マルチ)

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rtm_monitor_5.png

4.3.1. アニメーション

棒グラフの表現形式を選択します。

項目名

説明

cpu_mem_mul_1

0から都度描画します。

cpu_mem_mul_2

変化量だけを描画します。

4.3.2. リスト

項目名 説明
Instance Name インスタンス名
CPU CPU使用率(%)
Sys CPU Kernel モード CPU使用率(%)
User CPU User モード CPU使用率(%)
I/O Wait CPU I/O 待機CPU使用率(%)
Idle CPU Idle CPU (%)
Used Memory メモリ使用率(%)
Total OS Memory (GB) Total メモリの大きさ
Free OS Memory (GB) Free メモリの大きさ

4.3.3. Top-Downリアルタイム診断

インスタンス名やCPU数値をクリックすると該当インスタンスのTop Process(CPU) Windowを表示します。メモリ数値をクリックするとTop-Process(Memory) Windowを表示します。詳細内容は、 Top Process Window セクションを参照してください。

4.3.4. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
並べ替え
マルチソート:オン
イメージ保存

4.4. CPU、メモリ(グループ)フレーム

現在のモニタリング中のすべてのデータベースサーバのCPUおよびメモリ関連情報を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → CPU、メモリ(グループ)

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_monitor_11.png

4.4.1. 表示方式

3つの表示方式を表示します。

項目名

説明

cpu_mem_gr_1

データベース・サーバのCPU,メモリ両方の使用率を表示します。(デフォルト設定値)

cpu_mem_gr_2

データベース・サーバのCPU使用率だけを表示します。

cpu_mem_gr_3

データベース・サーバのメモリ使用率だけを表示します。

4.4.2. I/O待機除外

I/O待機をCPU使用率に含むのかどうかを決定します。

項目名

説明

cpu_mem_gr_4

I/O 待機をCPU使用率に含みません。

cpu_mem_gr_5

I/O 待機をCPU使用率に含みます。

4.4.3. Top-Downリアルタイム診断

CPU使用率の棒グラフをクリックすると該当インスタンスのTop Process(CPU) Windowを表示します。メモリ関連数値をクリックするとTop-Process(Memory) Windowを表示します。詳細内容は、 Top Process Window セクションを参照してください。

4.5. CPU、メモリ(シングル)フレーム

1つのデータベース・サーバに対するCPUおよびメモリ情報を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → CPU、メモリ(シングル)

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_monitor_12.png

4.5.1. 画面項目名別説明

項目名

説明

cpu_mem_sin_1

CPU使用率を表します。クリック時、Top Process(CPU) Windowを表示します。詳細内容は、 Top Process Window セクションを参照してください。

cpu_mem_sin_2

メモリ使用率を表します。クリック時、Top Process(Memory) Windowを表示します。詳細内容は、 Top Process Window セクションを参照してください。

cpu_mem_gr_4

I/O 待機をCPU使用率に含みません。

cpu_mem_gr_5

I/O 待機をCPU使用率に含みます。

cpu_mem_sin_3

User、SysおよびI/O wait CPU使用率を表示します。I/O wait使用率は、Exclude I/O waitが、チェックされていない場合にのみ表示します。

cpu_mem_sin_4

Total メモリの大きさおよびfree メモリの大きさを表示します。

cpu_mem_sin_5

インスタンス リストを表示します。

注釈

表示しているビューにより、インスタンスリストで選択できるインスタンスが異なります。
・マルチビュー : 現在モニタリング中のすべてのインスタンスリストを表示します。
・RACビュー : 該当RAC グループ内のインスタンスリストを表示します。
・シングルビュー : インスタンス名コンボボックスを表示しません。

4.5.2. リスト

項目名 説明
Instance Name インスタンス名
CPU CPU使用率(%)
Sys CPU Kernel モード CPU使用率(%)
User CPU User モード CPU使用率(%)
I/O Wait CPU I/O 待機CPU使用率(%)
Idle CPU Idle CPU (%)
Used Memory メモリ使用率(%)
Total OS Memory (GB) Total メモリの大きさ
Free OS Memory (GB) Free メモリの大きさ

4.5.3. Top-Downリアルタイム診断

インスタンス名やCPU数値をクリックすることにより、該当インスタンスのTop Process(CPU) Windowを表示します。

またメモリ数値をクリックすることにより、Top-Process(Memory) Windowを表示します。詳細内容は、 Top Process Window セクションを参照してください。

4.5.4. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、”共通UI.リスト内マウス右クリックメニューUIを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
並べ替え
マルチソート:オン
イメージ保存

4.6. SGA使用状況フレーム

SGA内の主なコンポーネントの大きさを表示します。

注釈

SQL> show sga実行結果と同じ内容を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → SGA使用状況

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_sga_1.png

4.6.1. 画面項目名

項目名

説明

cpu_mem_sin_5

インスタンスリストを表示します。

注釈

表示しているビューにより、インスタンスリストで選択できるインスタンスが異なります。
・マルチビュー : 現在モニタリング中のすべてのインスタンスリストを表示します。
・RACビュー : 該当RAC グループ内のインスタンスリストを表示します。
・シングルビュー : インスタンス名コンボボックスを表示しません。

4.6.2. リスト

項目名 説明
SGA Name SGAコンポーネント名
Value (MB) SGAコンポーネントの大きさ

4.6.3. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
並べ替え
マルチソート:オン
イメージ保存

4.7. 指標トレンドフレーム

性能指標および待機時間に対するトレンドを表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → 指標トレンド

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_stat_trend_0.png

4.7.1. 性能指標名

現在モニタリング中の性能指標名を表示します。該当領域をクリックすることにより、指標変更Windowがポップアップされます。指標変更Windowは、性能指標を変更するために使用され、基本画面は次のとおりです。

../_images/rsc_stat_trend_1.png

4.7.2. 指標変更タブ画面構成

項目名 説明
Favorite 全指標の中でよく使う指標を指定
統計指標 性能指標リスト提供
・V$STATNAMEに該当するすべての性能指標
・MaxGauge提供指標
Active session (アクティブセッション数、バックグラウンドセッション含む)
Active user session (Activeセッション数、バックグラウンドセッション除外)
Lock waiting sessions (ロック待機セッション数)
Total sessions (全体セッション数)
Long idle sessions (Inactive状態が3,600秒以上のセッション数)
待機指標 待機イベントリスト提供
・V$EVENTNAMEで提供するすべての待機イベント
OS指標 OSの主な性能指標リスト提供
User Ratio User Ratio指標提供
ユーザが各指標を組み合わせて定義した指標の追加・変更・削除が可能

4.7.3. オートコンプリート機能

指標名検索の利便性のためにオートコンプリート機能を提供します。指標変更Windowの「検索」に検索用語を入力すれと該当文字が含まれた指標リストを確認することができます。例)”cursor”に関連した性能指標名を検索する例です。

../_images/rsc_stat_trend_2.png

4.7.4. Favorite Listタブ画面構成

主なモニタリング指標をFavorite指標に登録して管理します。

../_images/rsc_stat_trend_3.png ../_images/rsc_stat_trend_4.png

項目名

説明

指標リスト

登録可能な指標を提供
統計指標タブ:性能指標リスト提供
待機指標タブ:待機イベントリスト提供
OS指標タブ:OSの主な性能指標リスト提供

お気に入りリスト

登録されたお気に入り指標
ここで登録した指標は指標変更タブで確認できる

stat_trend_5

指標リストでチェックした指標がお気に入りリストに追加される

stat_trend_6

指標リストの全ての指標がお気に入りリストに追加される

stat_trend_7

お気に入りリストでチェックした指標が削除される

stat_trend_8

お気に入りリストの全ての指標が削除される

stat_trend_9

お気に入りリストが初期化される

stat_trend_10

お気に入りリストウインドウが閉じて、変更内容が指標変更リストタブに反映される

stat_trend_11

変更内容を反映しないで、お気に入りリストウインドウが閉じる

4.7.5. User Ratioタブ画面構成

ユーザが定義した指標を登録して管理します。

../_images/rsc_stat_trend_12.png ../_images/rsc_stat_trend_13.png

項目名

説明

stat_trend_28

定義するユーザ定義指標名を入力する

stat_trend_29

ユーザ定義指標(数式)作成時に必要な指標を検索する

stat_trend_30

検索した指標を修飾(数式)作成領域に移動する

stat_trend_31

ユーザ指標修飾(数式)を入力する
・修飾(数式)記号ボタンと検索した指標を組み合わせて、定義するユーザ指標の数式を定義する
・保存ボタンをクリックすると、作成した修飾(数式)をユーザ定義領域に登録、または修正する。
・クリアボタンをクリックすると、作成した修飾(数式)をユーザ定義領域からクリアする

stat_trend_32

登録されたユーザ指標を確認する
・変更ボタンをクリックすると、修飾(数式)定義領域で既存指標の修飾(数式)を変更できる
・削除ボタンをクリックすると、選択したユーザ指標を削除する

stat_trend_33

User Ratioウインドウを閉じて、変更内容が指標変更タブに反映される

stat_trend_34

変更内容を反映しないで、User Ratioウインドウが閉じる

4.7.6. グラフ領域

性能指標および待機時間に対するトレンドを提供する領域です。同時に複数のインスタンスをモニタリングすることができます。

  • 表示方式

    モニタリング対象インスタンスが4個以下の場合、積み重ね型折れ線グラフを表示します。

    ../_images/rsc_stat_trend_14.png

    モニタリング対象インスタンスが5個以上の場合、折れ線グラフを表示します。

    ../_images/rsc_stat_trend_15.png
  • (積み重ね型)折れ線グラフUI

    折れ線の上にマウスオーバーすることにより、該当時点の数値を確認することができます。

    ../_images/rsc_stat_trend_16.png
  • アラート発生

    性能指標に設定したアラート条件を満たす場合、画面上の表示色が変更されます。Warning条件を満たす場合は黄、Critical条件を満たす場合は、赤色に変更されます。

    ../_images/rsc_stat_trend_17.png ../_images/rsc_stat_trend_18.png

    注釈

    性能指標およびアラート設定に対する詳細内容は、”MaxGauge Configuration Manual”を参照してください。

  • グラフタイプの変更

    該当指標のグラフタイプを変更します。デフォルト設定値は折れ線グラフです。

    stat_trend_35 アイコンをクリックすることにより、棒グラフに変更します。 stat_trend_36 アイコンをクリックすることにより、再び折れ線グラフに変更します。

    ../_images/rsc_stat_trend_19.png
  • 拡大表示

    特定指標を拡大して詳しくモニタリングしたい場合、 stat_trend_37 アイコンをクリックすることにより、指標トレンド内の該当指標だけを拡大して表示します。

    stat_trend_38 アイコンをクリックすると、以前の状態に戻ります。

    ../_images/rsc_stat_trend_20.png

4.7.7. メニュー

提供されるメニューは、次のとおりです。

  • 表示対象のインスタンスリストを変更

    グラフ領域内に表示するインスタンス リストを選択します。

    1. 「表示対象のインスタンスリストを変更」をクリックします。

    2. グラフ領域内に表示しないインスタンスリストからチェックを外します。

    ../_images/rsc_stat_trend_21.png

    注釈

    チェックを外す対象が多い場合、反転ボタンを利用します。反転ボタンのクリックにより現在チェック中の項目名はチェックを外された状態に変更されて、チェックされていない項目名はチェック状態に変更されます。

4.7.8. オプション

オプション機能を利用するためには、ビュー上の指標トレンドフレームにマウスオーバーした後、右上段部のオプションボタン stat_trend_39 をクリックします。指標トレンドフレームは、次のようなオプションを表示します。

  • 表示対象のインスタンスリストを変更

  • グラフ変更(縦棒⇔折れ線)

  • 凡例オン

  • 表示オプション

4.7.9. 表示対象のインスタンスリストを変更

指標トレンドフレームのメニューボタン → 表示対象のインスタンスリストを変更と同じ機能です。ただし、指標トレンド内のすべての指標を対象にします。

4.7.10. グラフ変更(縦棒⇔折れ線)

グラフ領域内の棒グラフアイコン、折れ線グラフアイコンと同じ機能です。ただし、指標トレンド内のすべての指標を対象にします。

4.7.11. 凡例オン

折れ線グラフの場合にも、グラフ領域内にインスタンス名と数値を表示します。

../_images/rsc_stat_trend_22.png

4.7.12. 表示オプション

表示オプション画面は、次のとおりです。

../_images/rsc_stat_trend_23.png
  • すべて変更 : 元色ボタンをクリックした場合、デフォルト設定色に変更されます。太さを設定することにより、すべてのインスタンスの太さが同時に変更されます。

  • インスタンス個別設定 : インスタンスごとの表示色および線の太さを設定することができます。

  • [凡例]線の太さ : 線の太さに対する凡例を表示します。

  • トレンド調整 : 指標トレンドフレーム内に表示する指標数を設定します。デフォルト設定値は6個(2 x 3)であり、最大16個(4 x 4)まで表示することができます。

4.7.13. Top-Downリアルタイム診断

Top-Session(またはprocess)を追跡する機能を表示します。

4.7.14. 折れ線グラフ&凡例オフの場合

  1. グラフ領域内のどこかをダブルクリックします。

  2. 画面中央にTop Session (Stat) Windowが表示されます。該当画面の詳細説明は、 Top Session (Stat) Window セクションを参照してください。

../_images/rsc_stat_trend_24.png

注釈

画面に出力される内容は、初期インスタンスのtop session (またはprocess)情報です。

4.7.15. 棒グラフまたは凡例オン(折れ線グラフ)の場合

棒グラフの棒の部分または、折れ線グラフのインスタンス名をクリックします。

../_images/rsc_stat_trend_25.png ../_images/rsc_stat_trend_26.png

画面中央に該当インスタンスに対するTop Session (Stat) Windowが表示されます。該当画面の詳細説明は、 Top Session (Stat) Window セクションを参照してください。

../_images/rsc_stat_trend_27.png

4.7.16. 指標別画面

  • 指標

    性能指標別画面は、次のとおりです。

    性能指標 表示画面 表示内容
    Active sessions セッションマネージャツール Active session リスト
    (backgroundセッション含む)
    Active user session セッションマネージャツール Active session リスト
    (backgroundセッション含む)
    Tortal sessions セッションマネージャツール 現在接続中の全てのセッションリスト
    Long idle sessions セッションマネージャツール Inactive状態が3600秒以上のセッションリスト
    Oracle指標 Top Session(Stat)Window 該当性能指標に対するtop-20セッション

    注釈

    Oracle 指標は、V$STATNAMEに該当する性能指標を意味します。セッションマネージャツールに対する詳細説明は、 セッションマネージャツール セクションを参照してください。
    Top Session (Stat) WIndowに対する詳細説明は、 Top Session (Stat) Window セクションを参照してください。
  • 待機指標

    待機指標別画面は、次のとおりです。

    性能指標 説明 表示画面
    Lock waiting sessions & Enqueue関連待機指標 ロック保持セッションとロック待機セッションの関係をロックツリー構造で表示します。 ロックツリー フレーム
    Enqueueを除いたすべての待機指標 該当待機指標に対するtop-20 sessionを表示します。 Top Session (Event) Window

    注釈

    ロックツリー フレームに対する詳細説明は、 ロックツリーフレーム セクションを参照してください。
    Top Session (Event) Windowに対する詳細説明は、 Top Session (Wait) Window セクションを参照してください。

4.8. 総合待機フレーム

インスタンス別全体待ち時間に対するトレンドおよび待機イベント別待ち時間を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → 総合待機

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_total_wait_1.png

4.8.1. グラフ領域

現在モニタリング中のインスタンスに対するインスタンス別待ち時間情報を2種類のグラフで表示します。

  • 折れ線グラフ : インスタンス別待ち時間の全体トレンドを確認することができます。

  • 積み重ね棒グラフ : インスタンス別待機クラス別待ち時間を確認することができます。

注釈

デフォルトは、折れ線グラフです。

4.8.2. グラフ表示/非表示

インスタンスリストの前の凡例色ボタンを使用して対象グラフ表示のオン/オフ機能を提供します。

注釈

デフォルト設定値は、オン状態です。クリックすることにより、オフ状態に変更されます。

4.8.3. インスタンスリスト

現在モニタリング中のインスタンスのリストを表示します。クリック時、待機指標領域に該当インスタンスの待機イベント情報を表示します。

4.8.4. グラフタイプ変更

グラフを変更します。stat_trend_35 アイコンをクリックすることにより、次のような積上げ棒グラフに変更されます。

../_images/rsc_total_wait_2.png

積上げ棒グラフ内の個別色は待機クラスを意味し、待機クラス名の前の凡例色ボタンを使用して該当クラスに対する表示のオン/オフを提供します。stat_trend_36 アイコンをクリックすることにより、折れ線グラフに変更されます。

4.8.5. メニュー

メニューアイテムで提供する機能は、次のとおりです。

4.8.6. 凡例オフ

折れ線グラフである場合に凡例を隠します。該当機能は折れ線グラフである場合にだけ提供します。

4.8.7. インスタンス名

現在モニタリング中のインスタンスリストを表示します。

項目名 説明
トレンドビュー 現在モニタリング中のすべてのインスタンス リストを表示します。
RACビュー 該当RACグループに属するインスタンス リストを表示します。
シングルビュー インスタンス 名 コンボボックスを表示しません。

4.8.8. リスト

項目名 説明
Event Name 待機指標名
Wait Time/Sec 秒当たり待機時間(値/秒)

4.8.9. Top-Downリアルタイム診断

待機イベントタイプにより連携画面が区分されます。

項目名 説明
Enqueue関連待機イベント ロックツリー フレーム
Wait Time/Sec Top Event Window

注釈

ロックツリー フレームの詳細内容は、 ロックツリーフレーム セクションを参照してください。Top Event Windowの詳細内容は、 Top Session (Wait) Window セクションを参照してください。

4.8.10. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
並べ替え
フィルター:オン
マルチソート:オン
イメージ保存

4.9. 24時間トレンドフレーム

直近24時間の性能推移を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → 24時間トレンド

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_24h_trend_1.png

注釈

性能推移用データは、10分サマリテーブルを使用します。このため、更新周期の設定はなく、10分ごとの自動更新となります。

4.9.1. グラフ領域

インスタンスの性能推移グラフを表示します。

注釈

1インスタンス選択時には、一つのインスタンスに対するAVG/MAXの推移を表示し、“All”選択時にはすべてのインスタンスに対するAVG (またはMAX)の推移を表示します。

4.9.2. インスタンス名

現在モニタリング中のインスタンスリストと“All”項目名を表示します。

項目名 説明
トレンドビュー 現在モニタリング中のすべてのインスタンス リストと“All”項目名を表示します。
RACビュー 該当RACグループに属するインスタンス リストと“All”項目名を表示します。
シングルビュー インスタンス名コンボボックスを表示しません。

4.9.3. インスタンス名“All”選択時

“All”選択時、インスタンス名コンボボックスに登録されたすべてのインスタンスに対する直近24時間推移が表示されます。

../_images/rsc_24h_trend_2.png

4.9.4. 個別インスタンス名選択とAll選択

インスタンス名コンボボックスで、個別インスタンス名を選択した場合と“All”を選択した場合の差異点は次のとおりです。

区分

個別インスタンス名選択

All選択

グラフ領域

AVG、MAX値に対する積み重ね型折れ線グラフ表示

インスタンスに対するAVG (またはMAX)値に対する積み重ね型折れ線グラフ表示

凡例領域

AVG、MAX値表示

インスタンスに対するAVG (またはMAX)値表示

24h_trend_3

表示しません。

表示時します。
・AVG:10分平均値提供
・MAX:10分内MAX値提供

4.9.5. 指標変更

性能指標名をクリック、または、指標変更ボタンをクリックすることにより、性能指標を変更することができます。変更可能な性能指標は、次のとおりです。

../_images/rsc_24h_trend_4.png

4.9.6. リスト

項目名 説明
統計指標 性能指標リスト
・V$STATNAMEに該当するすべての性能指標
MaxGauge提供指標
・アクティブセッション(Activeセッション数、background session含む)
・Active user session (Activeセッション数、background session除外)
・ロック waiting sessions (ロック待機セッション数)
・Total sessions (全体セッション数
・Long idle sessions (Inactive状態が3,600秒以上のセッション数)
待機指標 待機イベントリスト
・V$EVENTNAMEで提供するすべての待機イベント
OS指標 OS主な性能指標リスト

4.10. 24時間トレンド比較フレーム

本日の性能推移と比較対象日の性能推移を比較します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → 24時間トレント比較

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_24h_trend_com_1.png ../_images/rsc_24h_trend_com_2.png

注釈

性能推移用データは、10分サマリテーブルを使用します。このため、更新周期の設定はなく、10分ごとの自動更新となります。

4.10.1. グラフ領域

本日と比較対象日の性能推移グラフを表示します。

4.10.2. 日付入力&カレンダー

比較対象日を入力したり、カレンダーを利用して比較対象日を選択したりすることが可能です。

4.10.3. カレンダーUI

../_images/rsc_24h_trend_com_3.png

項目名

説明

24h_trend_com_4

比較対象日を昨日に設定します。

24h_trend_com_5

比較対象日選択後データ照会を実行します。

24h_trend_com_6

比較対象日選択を確定します。

24h_trend_com_7

比較対象日選択を取り消します。

項目名

説明

24h_trend_com_8

10分平均値提供

24h_trend_com_9

10分内MAX値提供

4.10.4. 指標変更

24時間トレンドフレームの指標変更ボタンと同じ機能を提供します。

4.10.5. 検索

比較対象日入力または、カレンダーUIで 24h_trend_com_6 ボタンをクリックした後に、対象日データを要求する機能を提供します。

カレンダーUIで 24h_trend_com_5 ボタンをクリックした場合、当該のボタンをクリックする必要はありません。

4.10.6. 日付領域

2つの比較対象日を表示します。

4.11. 1時間トレンド比較フレーム

直近1時間の性能推移(1分間隔のデータ)と比較対象日の同時間の性能推移を比較します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → 1時間トレント比較

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_1h_trend_com_1.png

4.11.1. グラフ領域

直近1時間と比較対象日の同時間との性能推移グラフを表示します。

4.11.2. 日付入力&カレンダー

比較対象日を入力したり、カレンダーを利用して比較対象日を選択したりすることが可能です。

カレンダーUIは、24時間トレンド比較フレームと同様です。

4.11.3. 指標変更

24時間トレンドフレームの指標変更ボタンと同じ機能を提供します。

4.11.4. 検索

比較対象日入力または、カレンダーUIで 24h_trend_com_6 ボタンをクリックした後に、対象日データを要求する機能を提供します。

カレンダーUIで 24h_trend_com_5 ボタンをクリックした場合、当該のボタンをクリックする必要はありません。

4.11.5. 日付領域

2つの比較対象日を表示します。

4.12. バンド幅(RAC)フレーム

RAC環境でノード間のInterconnectのBandWidthおよびBlock伝送量及びトラフィック情報を提供します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → バンド幅(RACビューのみで提供)

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_band_width_1.png

4.12.1. Top-Downリアルタイム診断

CPU使用率BARチャートをクリックすると、該当インスタンスのTOP Process – CPUウインドウに連携します。メモリ関連数値をクリックすると、TOP Process – Used Memoryウインドウに連携します。

詳細内容は、 Top Process Window セクションを参照してください。

../_images/rsc_band_width_2.png ../_images/rsc_band_width_3.png

注釈

監視対象サーバでInterconnectオプションを設定すると確認可能です。

4.13. グローバルロック(RAC)フレーム

Global lock、Global Enqueue、Global Cache Lock/Pin、Global Row Cache Lockの競合情報を提供します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → グローバルロック(RACビューのみで提供)

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_global_lock_1.png

4.13.1. Top-Downリアルタイム診断

Racビューだけで提供され、アイコンをクリックするとロックツリーに連携します。

4.14. 上位10SQLリストフレーム

直近20分と直近10分のSQL実行統計情報を集計して比較します。10分ごとに集計されたリポジトリDBのSQL実行統計情報を読み込むため、画面の自動リフレッシュはありません。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → 上位10SQLリスト

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_top10_sqllist_1.png

4.14.1. リスト領域

選択したソート順と抽出条件に上位10件のSQL実行統計を表示します。

4.14.2. ソート条件

3個のソート条件を表示します。Rank基準として選択すると、リスト領域のカラムに反映します。

項目名 説明
ElapseTime ElapsedTimeの割合が多い順にSQLをソートします。
Buffer Gets Buffer Getsの割合が多い順にSQLをソートします。
Disk Reads Disk Readsの割合が多い順にSQLをソートします。

4.14.3. フィルター条件

4個のフィルター条件を表示します。

項目名 説明
監視対象インスタンス モニタリング対象インスタンスを選択します。
DBユーザ モニタリング対象のDBユーザを選択します。
プログラム モニタリング対象のモジュールを選択します。
モジュール モニタリング対象のモジュールを選択します。

4.14.4. リスト

項目名 説明
Rank ソート条件で選択したRank基準での順位
SQL ID Oracle SQL ID
Diff 直近20分と直近10分で比較した差分
New:直近20分前と比較して、新しくランキングに上がってきたSQL
▲n:直近20分前と比較して、n位ランキングが上がったSQL
▼n:直近20分前と比較して、n位ランキングが下がったSQL
--:直近20分前と比較して、ランキングが変わらないSQL
SQL Text SQL文
Elapsed Time (%)
Buffer Gets (%)
Disk Reads (%)
ソート条件で選択したRank基準の指標の値(%)
全体(10分ごとの集計値)に対しての対象SQL IDのValueが占めている割合
上位10件が表示されるので、上位10件で100%にはならない場合もある
Value ソート条件で選択したRank基準の指標の値(10分ごとの集計値)
SQL Plan Hash Plan hash Value

4.14.5. Top-Downリアルタイム診断

SQL実行統計リストをダブルクリックした場合、実行計画分析Windowを表示します。詳細内容は、 実行計画分析Window セクションを参照してください。

4.14.6. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
並べ替え
フィルター:オン
マルチソート:オン
イメージ保存

4.15. ロードバランス

RAC環境の場合、ノードのリソース状況のバランスを表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → ロードバランス

画面構成は、次のとおりです。

../_images/rsc_load_balance_1.png

4.15.1. 指標変更

各性能指標名をクリックすることにより、性能指標を変更することができます。