8. その他

この章ではいくつかの付加機能およびアラート機能に対して説明します。

8.1. 無効オブジェクトツール

最近n分以内にINVALID状態に変更されたオブジェクトリストを表示します。

  • 操作 : メニューボタン → ツール → 無効オブジェクト

注釈

デフォルト設定値は最近1分です。設定値変更はinval_obj.sh内の1/1440を変更します。例えば、2分周期で変更するには2/1440に設定します。

8.1.1. DB Server-Side事前準備作業(prerequisite)

  1. $MXG_HOME/conf/$SID/script/inval_obj.SQLを利用してINVAL_OBJECTSテーブルを生成します。

  2. $MXG_HOME/conf/$SID/rts.confにinval_obj.sh shellを登録します。

    ../_images/invalid_obj_1.png

8.1.2. 初期画面

画面構成は、次のとおりです。

../_images/invalid_obj_2.png

8.1.3. リスト

項目名 説明
Sdate INVAL_OBJECTテーブルに保存された時間を意味します。

注釈

残りのカラムの詳細内容は、以下のOracle documentを参照してください。 http://docs.oracle.com/cd/E18283_01/server.112/e17110/statviews_1155.htm#i1583352

8.1.4. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
フィルター:オン
マルチソート:オン
イメージ保存

8.2. 2PCペンディングツール

DBA_2PC_PENDINGビューのリストを表示します。

  • 操作 : メニューボタン → ツール → 2PCペンディング

画面構成は、次のとおりです。

../_images/2pc_pending_1.png

8.2.1. リスト

カラムの詳細内容は、以下のOracle documentを参照してください。

8.2.2. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
フィルター:オン
マルチソート:オン
イメージ保存

8.3. スクリプトマネジャーツール

DBAから提供された多様なスクリプトを、ユーザーが登録して使用できる機能を提供します。

  • 操作 : メニューボタン → ツール → スクリプトマネージャ

8.3.1. 初期画面

画面構成は、次のとおりです。

../_images/script_mng_1.png

8.3.2. ユーザー定義スクリプト登録、削除、変更

ユーザー定義スクリプトを登録、変更、削除する機能を提供します。

8.3.3. ユーザー定義スクリプト登録(SQL型)

  1. 追加ボタンをクリックします。

  2. タイプ選択、名称およびスクリプト入力後OKボタンをクリックします。

    ../_images/script_mng_2.png
  3. ユーザー定義スクリプト正常登録の有無を確認します。

    ../_images/script_mng_3.png
  4. インスタンスリストでインスタンスを選択した後、実行するユーザー定義スクリプトをダブル クリック、または、実行するユーザー定義スクリプトを選択した後、検索ボタンをクリックします。

  5. 実行結果は次のとおりです。

    ../_images/script_mng_4.png
  6. インスタンスリストでいくつかのインスタンスを選択した場合、次の通りインスタンス別実行結果が次々と出力されます。

    ../_images/script_mng_5.png

8.3.4. ユーザー定義スクリプト登録(PL/SQL型)

  1. 追加ボタンをクリックします。

  2. タイプ選択、名称およびスクリプト入力後OKボタンをクリックします。

    ../_images/script_mng_6.png
  3. ユーザー定義スクリプト正常登録の有無を確認します。

    ../_images/script_mng_7.png
  4. インスタンスリストでインスタンスを選択した後、実行するユーザー定義スクリプトをダブルクリック、または、実行するユーザー定義スクリプト選択後、検索ボタンをクリックします。

  5. 実行結果は、次のとおりです。

    ../_images/script_mng_8.png
  6. インスタンスリストでいくつかのインスタンスを選択した場合、次の通りインスタンス別実行結果が次々と出力されます。

    ../_images/script_mng_9.png

8.3.5. ユーザー定義スクリプト登録(Trend Chart型)

  1. 追加ボタンをクリックします。

  2. タイプ選択、名称およびスクリプト入力後OKボタンをクリックします。

    ../_images/script_mng_10.png

注釈

Trend Chart型scriptは、最初のカラムに関してはSYSDATEを利用した時間カラム、2番目からはaggregate function (COUNT、またはSUMなど)を使用しなければなりません。

  1. ユーザー定義スクリプト正常登録の有無を確認します。

    ../_images/script_mng_11.png
  2. インスタンスリストでインスタンスを選択した後、実行するユーザー登録スクリプトをダブルクリック、または、実行するユーザー定義スクリプト選択後、検索ボタンをクリックします。

  3. 実行結果は次のとおりです。

    ../_images/script_mng_12.png
  4. インスタンスリストでいくつかのインスタンスを選択した場合、次の通りインスタンス別実行結果が次々と出力されます。

    ../_images/script_mng_13.png

注釈

インスタンスを2個以上選択した場合には、Trend chartを表示せず、リストのみ表示します。

8.3.6. ユーザー定義スクリプト登録(Folder型)

  1. 追加ボタンをクリックします。

  2. タイプ選択、名称入力後OKボタンをクリックします。

    ../_images/script_mng_14.png
  3. 次の通り新しいfolderが生成されます。

8.3.7. ユーザー定義スクリプト個別削除

  1. 削除対象ユーザー定義スクリプトを選択します。

    ../_images/script_mng_15.png
  2. 削除ボタンをクリックします。

  3. 確認後OKまたはキャンセルボタンをクリックします。

    ../_images/script_mng_16.png

8.3.8. ユーザー定義スクリプト全体削除

  1. 全て削除ボタンをクリックします。

  2. 確認後OKまたはキャンセルボタンをクリックします。

    ../_images/script_mng_17.png

8.3.9. ユーザー定義スクリプト変更

  1. 変更するユーザー定義スクリプトを選択します。

    ../_images/script_mng_18.png
  2. 変更ボタンをクリックします。

    ../_images/script_mng_19.png
  3. 内容変更後OKボタンをクリックします。

8.3.10. MaxGauge&ユーザースクリプト

MaxGauge Script (基本提供)およびUser Script (ユーザー定義)リストを表示します。

MaGauge Scriptは次のとおりです。

Script名 説明
Parameter パラメーター情報(hiddenパラメーター含む)を表示します。
User DB User別情報を表示します。
Object Count By User DB User別に生成したオブジェクトの個数を表示します。
Tabelespaces テーブル スペース使用情報を表示します。
Extents Status セグメント別extent個数情報を表示します。
File I/O データ ファイル特別IO情報を表示します。
Literal SQL Literal SQL情報を表示します。
Latch Latch別有効統計量を表示します。
Latch Holder Latch Holder情報を表示します。
Temporary Segment Usage セッション別Temp segment使用状況を表示します。
Rollback Segment Usage セッション別Rollback segmentリストを表示します。
Buffer Cache Hit Ratio Buffer Cache Hit Ratioを表示します。
Library Cache Hit Ratio Library Cache Hit Ratioを表示します。
Dictionary Cache Hit Ratio Dictionary Cache Hit Ratioを表示します。
Sort Ratio Sort Ratioを表示します。
DBWR Ratio DBWR Ratioを表示します。
LGWR Ratio LGWR Ratioを表示します。
Session Ratio Session Ratioを表示します。
Last Changed Object 最近変更されたオブジェクトリストを表示します。
Last Analyzed Object 最近統計情報が更新されたオブジェクトリストを表示します。
Log Switch Status Log switch historyを表示します。
Lock Tree ロック holderとwaiterの関係をツリー構造で表示します。
Invalid Objects INVALID状態であるオブジェクトリストを表示します。
SGA Stat V$SGASTAT照会結果を表示します。
PGA Stat V$PGASTAT照会結果を表示します。
Unanalyzed Segment 統計データがないセグメントリストを表示します。
Undo Usage per Session セッション別undo有効統計量を表示します。
Undo Usage Samary Undo状態(ACTIVE,EXPIRE,UNEXPIREなど)別サマリ情報を表示します。
Backup Processing tablespace 現在hot backup中のテーブルスペースリストを表示します。

注釈

Script実行結果にSID、SERIAL#カラムが存在する場合、ダブルクリックによりSesion Detail Windowが表示されます。
Cookie2を削除すると、登録されたユーザスクリプトはすべて削除されるため注意する必要があります。

8.4. アラート履歴フレーム

アラート発生状況および履歴情報を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → アラート履歴

画面構成は、次のとおりです。

../_images/alert_hist_1.png

8.4.1. 直近10分

直近の10分間に発生したアラート情報を表示します。

項目名 説明
Sdate 直近の10分間に発生したWarning アラート、Critical アラート回数を表示します。
ORACLE ALERT 直近の10分間に発生したOracle Alert Log アラート回数を表示します。
TABLESPACE 直近の10分間に発生したTABLESPACE usage アラート回数を表示します。
SERVER STATUS 直近の10分間に発生したDB Down /リストener Stop / RTS Daemon down アラート回数を表示します。
STAT 直近の10分間に発生したOS Stat / DB Stat / DB Wait アラート回数を表示します。
OTHERS 直近の10分間に発生したDisk Usage / DB Warning / SGA Free メモリ Usage アラート回数を表示します。

8.4.2. グラフモード

現在発生しているアラート情報を表示します。

Warningアラートは黄、criticalアラートは赤色で表示されます。該当領域にマウスオーバーすることによりアラート内容を確認することができます。

../_images/alert_hist_2.png

8.4.3. リストモード

表示モードをリストに変更すれば、次の通り画面が変更されます。

../_images/alert_hist_3.png

8.4.4. 動作方式

次の通りアラート状態が変更される場合にのみアラートが登録されます。

  1. 個別性能指標が持続的にcritical状態ならば最初の1回だけ記録します。

  2. 個別性能指標がcritical (またはwarning)状態でnormal状態に変更された後、再びcritical (またはwarning)状態に変更されれば2回記録します。

  3. 個別性能指標がcritical状態でwarning状態に変更されれば、2回記録します。反対の場合も同一です。

8.4.5. リスト

項目名 説明
Instance インスタンス名
Time アラート発生時間
Name 性能指標名
Value 性能指標値
Level WarningまたはCritical
Log Alert Log、Tablespace、Disk Usageなどのアラート発生時詳細情報を表示します。
User Script サーバーから実行されるUser Script名
User Scriptに対する詳細説明は、“MaxGauge Admin Manual”を参照してください。

8.4.6. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
フィルター:オン
マルチソート:オン
イメージ保存

8.5. アラートフレーム

現在発生しているアラート情報を表示します。

  • 操作 : メニューボタン → フレーム → アラート

画面構成は、次のとおりです。

../_images/alert_cur_1.png

8.5.1. 現在発生中のアラート

現在、発生しているアラート情報を表示します。Warningは黄色、Criticalは赤色で表示され、該当インスタンスをマウスオーバすると、アラート内容を確認できます。

../_images/alert_cur_2.png
項目名 説明
Sdate 直近の10分間に発生したWarning アラート、Critical アラート回数を表示します。
ORACLE ALERT 直近の10分間に発生したOracle Alert Log アラート回数を表示します。
TABLESPACE 直近の10分間に発生したTABLESPACE usage アラート回数を表示します。
SERVER STATUS 直近の10分間に発生したDB Down /リストener Stop / RTS Daemon down アラート回数を表示します。
STAT 直近の10分間に発生したOS Stat / DB Stat / DB Wait アラート回数を表示します。
OTHERS 直近の10分間に発生したDisk Usage / DB Warning / SGA Free メモリ Usage アラート回数を表示します。

8.5.2. リストモード

表示モードをリストに変更すれば、次の通り画面が変更されます。

Warningアラートは黄、criticalアラートは赤色で表示されます。該当領域にマウスオーバーすることによりアラート内容を確認することができます。

../_images/alert_cur_3.png

8.5.3. 動作方式

次の通りアラート状態が変更される場合にのみアラートが登録されます。

  1. 個別性能指標が持続的にcritical状態ならば最初の1回だけ記録します。

  2. 個別性能指標がcritical (またはwarning)状態でnormal状態に変更された後、再びcritical (またはwarning)状態に変更されると、後で発生したアラートとして記録します。

  3. 個別性能指標がcritical状態でwarning状態に変更されれば、warning状態に変更します。反対の場合も同一です。

8.5.4. リスト

項目名 説明
Instance インスタンス名
Time アラート発生時間
Name 性能指標名
Value 性能指標値
Level WarningまたはCritical
Log Alert Log、Tablespace、Disk Usageなどのアラート発生時詳細情報を表示します。
User Script サーバーから実行されるUser Script名
User Scriptに対する詳細説明は、“MaxGauge Admin Manual”を参照してください。

8.5.5. リスト内マウス右クリックメニュー

項目名 説明
アラート対応済み 現在発生しているTablespace/ Disk Usage Alertチェックを終了します。
選択すると、次のアラートチェック前にアラートが解除されます
Clear Alert Log リスト内容をクリアします。
1日履歴 パフォーマンスアナライザの[推移分析]-[アラート]画面に連動します。
エクスポート(エクセル) 詳細内容は、共通UIセクションを参照してください。
コピー(クリップボード)
カラムの表示/非表示
フィルター:オン
マルチソート:オン
イメージ保存