6. 診断管理

6.1. 概要

診断管理では、MaxGaugeが1日1回、自動診断を行う診断項目と診断実施時間を設定することができます。

監視対象インスタンス別に診断項目を登録して、診断結果はPerformance Analyzerの診断ビューで確認が可能です。

6.1.1. 診断管理フロー

診断項目の登録手順は次のとおりです。

  1. 診断対象のインスタンスを選択します。

  2. 診断項目(Stat Type/Stat Name)を選択します。

  3. 各閾値を設定します。

  4. 診断実行時間を設定します。

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6.2. 診断項目共通事項

6.2.1. 診断項目区分

項目 設定対象
DB STAT 主なDBのSTATに対する診断項目設定
Disck Usage OS Disk Volume閾値設定
Tablespace Usage DB Tablespace Usage閾値設定
DB Resource Limit 主なDBリソース項目(Process、Session、enqueue_locks、parallel_max_servers)設定
Resource Limitは、V$resource_limitから参照してチェックします
User Define ユーザ定義の診断スクリプト(SQL/Shell)の設定

注釈

詳細は各項目を確認してください。

6.2.2. 診断設定区分

項目 設定対象
Warning 診断チェックのWarning閾値
Critical 診断チェックのCritical閾値
Running Time 診断チェックの実行時間

6.3. インスタンス 診断項目設定

6.3.1. 診断項目登録

診断項目の登録は、アラート項目の設定と類似した方法になります。

6.3.2. DB STAT

DB Statに対するアラートを設定する方法は、次のとおりです。

  1. 診断チェックの対象インスタンスを選択します。
    ../_images/mfo_health2.PNG
  2. 追加ボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health3.PNG
  3. Stat Typeの”DB STAT“を選択します。
    ../_images/mfo_health4.PNG
  4. Stat Nameを選択します。
    ../_images/mfo_health5.PNG
  5. 閾値を設定します。
    ../_images/mfo_health6.PNG
  6. Running timelアイコンをクリックして、診断チェックの実行時間を設定して、OKボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health7.PNG

    注釈

    実行時間は、カレンダーでの選択以外に、直接時間を入力することも可能です。

    直接時間を入力する場合、「HH:MM」形式で入力する必要があります。

  7. 設定情報を確認して、全て保存ボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health8.PNG
  8. OKボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health9.PNG

DB StatのStat Nameは、次のとおりです。

項目 説明
Archive Log 時間別Archive Log増加量の確認
CSR Daemon CRS Daemonの状態確認
RAC環境の場合に設定可能
DB Status データベースの状態確認
Invalid Object Invalid Object TypeおよびCount確認
Listener Status データベースリスナー状態確認
PGA Stability over allocation増加分の確認を通じて、PGA適正確認

6.3.3. Disk Usage

Disk Usageに対する診断項目を設定する方法は、次のとおりです。

  1. 追加ボタンをクリックまでは共通です。

  2. アラート管理のDisk Usageの設定方法を参照します。

6.3.4. Tablespace Usage

Tabalespace Usageに対する診断項目を設定する方法は、次のとおりです。

  1. 追加ボタンをクリックまでは共通です。

  2. アラート管理のTablespace Usageの設定方法を参照します。

6.3.5. Resource Limit

Resource Limitに対する診断項目を設定する方法は、次のとおりです。

  1. 追加ボタンをクリックまでは共通です。

  2. Stat Typeの“Resource Limit”を選択します。

  3. Stat Nameをクリックすると、Resource Limit画面を表示します。

例)セッション数の診断の閾値を、Warning:10、Critical:60で設定する
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項目
processes
sessions
enqueue_locks
parallel_max_servers
  1. 登録対象のResource Nameを選択して、OKボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health11.PNG

    注釈

    更新ボタンは、表示されている情報を再読み込みします。

  2. 全て保存ボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health12.PNG

6.3.6. User Define

User Defineに対する診断項目を設定する方法は、次のとおりです。

  1. 追加ボタンをクリックまでは共通です。

  2. Stat Typeの"User Define"を選択します。

  3. Stat Nameをクリックすると、User Define画面が表示されます。内容を設定します。
    ../_images/mfo_health13.PNG
    項目 説明
    タイプ ユーザ定義の種類を選択します。(SQL / Shell)
    Shell:対象Shellを監視対象インスタンスに対して直接実行して診断チェックします。
    名称 ユーザ定義の名称を設定します。
    1つのインスタンス内では一意となるように設定します。
    本文 診断ロジック(SQL/Shell)を設定します。
    Levelが0(Normal)/1(Warning)/2(Critical)<になるように作成が必要です。
    リターン結果の最初のByte(Level)だけチェックされて、それ以外のリターン結果は、Descriptionと判断されます。/span>
  4. テストボタンをクリックして、テストが成功したら、OKボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health14.PNG ../_images/mfo_health15.PNG
  5. 設定したユーザ定義の名称が表示されます。
    ../_images/mfo_health16.PNG
  6. カレンダーアイコンをクリックして、診断時間を設定します。

  7. 全て保存ボタンをクリックします。

6.3.7. 診断項目修正

診断項目を修正する方法は、次のとおりです。

  1. 修正対象の診断項目を選択します。
    ../_images/mfo_health17.PNG
  2. 閾値&Running Timeを変更します。
    ../_images/mfo_health18.PNG
  3. 全て保存ボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health19.PNG

注釈

Tablespace Check,Disk Usage,ASM Disk Usage,Oracle Alert Log,Custom Alertは、Stat Nameをクリックすることにより、ポップアップウィンドウを用いて修正します。

6.3.8. 診断項目削除

診断項目を削除する方法は次のとおりです。

  1. 削除対象の診断項目を選択します。
    ../_images/mfo_health20.PNG
  2. 削除ボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health19.PNG

6.3.9. 診断項目のコピー

登録された診断項目を他のインスタンスへ適用する機能であり、適用方法は次のとおりです。

  1. コピー対象の診断項目を選択します。
    ../_images/mfo_health21.PNG
  2. コピーボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health19.PNG
  3. コピーの適用対象インスタンスを選択します。(閾値などの項目は変更できません)
    ../_images/mfo_health22.PNG
  4. 適用ボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health23.PNG
  5. OKボタンをクリックします。
    ../_images/mfo_health24.PNG
  6. 対象インスタンスに診断項目がコピーされたことを確認します。
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