1. はじめに

本ガイドは、MaxGauge for Oralce SQL実行時間監視ツールのインストールから基本的な使用方法について説明します。

1.1. SQL実行時間監視ツール概要

MaxGaugeは、SQLを実行中のアクティブなセッションを1秒間隔で情報収集しています。 SQL実行時間監視は、SQLを実行中のセッションのSQL実行時間を参照して、設定した閾値を超えていないか確認します。閾値を超えていた場合、以下の通知方法で通知します。

通知方法

環境

SYSLOG

Linux環境対応

Windows イベントログ

Windows環境対応

ログ出力

Linux環境対応,Windows環境対応

1.2. ライセンスについて

SQL実行時間監視ツールを動作させるにはライセンスが必要となります。初回コマンドを実行後30日間、ライセンス無しでも利用することが出来ます。 (トライアルライセンスが自動的に適用されます) 30日を経過するとライセンスファイルが必要となり、コマンドが利用出来なくなりますのでご留意ください。

1.3. SQL実行時間監視ツールの仕組み

MaxGaugeで設定したアラートが発生するとリポジトリDBのアラート履歴テーブルにアラート発生履歴が登録されます。 アラート連携ツールは、アラート履歴テーブルへアラート情報が登録されたことを検知して、各種アラート通知の処理を実行します。

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1.4. SQL実行時間監視ツールの留意点

SQL実行時間監視ツールは、MaxGaugeで収集したセッション情報のElapsed Time の値を参照して設定した閾値を超えていないか確認します。 MaxGaugeのElapsed Time は、SQL実行中に非アクティブ状態となった場合、Elapsed Time が0になることがあり、実際のSQL実行時間と異なる可能性があります。(MaxGaugeの仕様上、本事象が発生します) 本ツールを導入する場合、MaxGaugeで収集したSQL実行時間(Elapsed Time)が想定と異なる値となっていないか、ご確認ください。